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知らないと損するWebサイトの基礎知識のタイトル画像(01 BASICS)
 

4. SEO・Web解析・マーケティング

 
 
 
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  完成したWebサイトを多くの人に見てもらい、商品やサービスの魅力を伝えて目的を達成するためには、「SEO(=Search Engine Optimization|検索エンジン最適化)」「Web解析」「マーケティング」といった3つの視点がとても重要です。


まず、「SEO(=Search Engine Optimization / 検索エンジン最適化)」とは、Googleなどの検索エンジンで自分のサイトが上位に表示されるように工夫することです。検索結果の上位に表示されれば、それだけ多くの人にサイトを訪れてもらえる可能性が高まります。例えば、ページのタイトルや本文に検索されやすいキーワードを適切に入れることが基本的な対策の一つです。次に、「Web解析」とは、サイトに訪れたユーザーが「何人いて、どのページをどのくらい見て、どのタイミングで離れたか」などの行動をデータとして把握し、分析することです。これにより、訪問者がどこでつまずいているのか、どのページが人気なのかを知ることができ、Webサイト改善のヒントを得ることができます。さらに、「マーケティング」とは、商品やサービスを「誰に、どのような方法で届けるか」を考え、行動につなげる取り組みです。SNSやブログの活用、インターネット広告の出稿、メールマガジンの配信など、さまざまな手段を通じてターゲットに情報を届け、関心を引く工夫をします。これらの対策を自分で行うことも可能ですが、専門的な知識や時間が必要なため、多くの方はWeb制作業者に依頼することを検討します。業者に依頼するメリットは、専門的なノウハウを活かして効率的かつ効果的に施策を進められること、そして最新のトレンドやツールを活用して最適な提案をしてもらえる点です。一方で、業者に依頼するデメリットとしては、一定の費用がかかることや、自社の意図や細かなニュアンスがうまく伝わらない場合がある点が挙げられます。また、任せきりにしてしまうと、自社内にノウハウが蓄積されないという問題もあります。そのため、依頼する際は、目的や予算、どこまで自分たちで管理したいのかをしっかり整理したうえで、信頼できる業者と十分に話し合いながら進めることが大切です。
 
     
     
     
     
     
     
     
 

SEO(=Search Engine Optimization|検索エンジン最適化)とは

 
  情報を探す手段として、Webブラウザに搭載された「検索エンジン」が一般的に利用されています。 SEO対策(=Search Engine Optimization|検索エンジン最適化)とは、検索エンジンで検索される「キーワード」や検索時に自動補完される関連キーワードを基準に、Webサイトが検索結果の上位に表示されるようにし、さらにユーザーの関心を引いてクリックされることを目的とした取り組み全般を指します。具体的には以下のような対策があります。
  • HTMLコードの最適化
  • コンテンツの品質向上
  • 被リンク(=バックリンク|信頼性の高いサイトからの紹介リンク)の質の向上
  • Schema.orgなどによる構造化データの導入(検索エンジンに内容をより正確に伝える)
これらの対策により、検索ロボットの理解(クローラビリティ)が向上し、検索結果が最適化されます。日本国内の検索エンジンのシェアを見ると、Google(約75〜80%)、Yahoo!(約15〜20%、実質的にはGoogleの検索エンジンを使用)、Bing(数%程度)となっており、日本の検索の約9割がGoogleであることから、SEO対策=Google対策と考えるのが現在の業界標準となっています。
 
     
     
     
     
     
     
     
 

最新SEO対策で重要視される項目(優先順位順)2025年版

 
 
No. 項目 意味 実装との関係(HTML/CSS/構造など)
1 検索意図|Search Intent
との一致
ユーザーが何を知りたいかを正確に捉え、意図に応える内容を提供することが最重要。 <title>キーワードを含むタイトル</title>
<meta name="description" content="検索意図に合った説明文">
<h1>ページの主題を明確に示す見出し</h1>
キーワードを含めて統一感を持たせる。タイトル・説明文・見出しは微妙に言い回しを変える。
2 段階的・戦略的E-E-A-Tの向上
Experience|経験
Expertise|専門性
Authoritativeness|権威性
Trustworthiness |信頼性
実体験や丁寧に調べた専門的な知識の整理、誠実で透明性あるサイト設計、コンテンツの正確性、情報発信の継続でE-E-A-Tの向上により評価されるサイトへ。 <footer>
<section>
<h3>監修者・執筆者プロフィール</h3>
<p>名前|肩書|実績など</p>
<p><a href="/profile">詳細プロフィール</a></p>
</section>
</footer>
全ページへは挿入不要。記事や専門情報ページには必須。
3 コンテンツ品質(独自性・網羅性・読みやすさ) 独自の価値ある情報を、論理的かつ視覚的に読みやすく提供。 <section><h2>見出し</h2><p>独自解説・事例</p></section>
<ul><li>箇条書き</li></ul>
などを使って構造を整理し、可読性の高いデザイン・余白・フォントを意識する。
4 ページ表示速度とモバイル対応(Core Web Vitals) 表示速度・操作の快適さ・レイアウト安定性はSEOとUXに直結。 画像は<img src="..." loading="lazy" alt="説明文">
CSS/JSの圧縮・非同期読み込み
レスポンシブ対応のCSSなどを採用。
5 HTML5とセマンティック構造の正確な利用 検索エンジンがページの意味を理解しやすくなる。 <header>, <main>, <article>, <section>, <footer> を正しく使い、視覚的な構造と一致させる。
6 構造化データ(Schema.org)の導入 リッチリザルト表示やクリック率向上につながる。 <script type="application/ld+json"> を用いてFAQやレビューなどを構造化。星評価などのUI要素と連携。
7 高品質な被リンクの獲得 他サイトからの信頼の証であり、SEOで今も重要な指標。 <a href="..." rel="nofollow sponsored"> でリンクの質を管理。SNSで拡散しやすい構造・デザインを意識。
8 XMLサイトマップの設置とSearch Consoleへの送信 クローラーに正しく情報を伝え、インデックス精度を向上。 sitemap.xmlを自動生成するsitemap.phpの設置。robots.txt に「Sitemapパス」を記述。サイト構造と一貫した設計が重要。
 
     
     
     
 

Web解析とは

 
  Web解析(ウェブかいせき)とは、あなたのホームページやブログにどんな人が、いつ、どこから、どのページを見に来たかを調べることです。たとえば、こんなことがわかります:
  • 1日に何人がサイトを見に来ているか?
  • どのページが一番よく見られているか?
  • スマホで見ている人が多いのか?パソコンか?
  • 検索エンジン(Googleなど)から来ているのか?
  • どこでページを閉じているのか?
こうしたデータを見ることで、どんなページを増やしたらいいか、何を改善すべきかが見えてくるようになります。

初心者でも無料で使える(15分で設定可能)、最も有名なツールは「Google Analytics(グーグル・アナリティクス)」です。現在は「GA4(Google Analytics 4)」という次世代の最新バージョンが使われています。導入方法は簡単で、Googleのサービス(Gmailなど)を使っているなら、そのアカウントでGoogle Analyticsにログインして、サイトの名前やURLを登録すると、Web解析用のID(例:G-XXXXXXXXXX)をもらえます。以下のタグをHTMLの</head>の直前に貼り付ければ設定は完了です。設定が完了したら、Google Analyticsの「リアルタイム」画面で自分のアクセスが表示されるかを確認します。
 
     
 
2箇所「G-XXXXXXXXXX」 の部分をあなたの GA4 の測定IDに書き換えてください。
 
     
  Google Analyticsの設定そのものは簡単ですが、その機能をすべて使いこなすのは初心者には難しいのが現状です。

訪問者が何秒前にアクセスしてきて、 リアルタイムでどのページを見ていて、どのページに移動しているのかを追跡したり、どのくらいの時間オンラインでいるのか、アクティブに見ているのか、否か、過去に何回アクセスしているのか(ブラウザのキャッシュに依存)、どの場所からアクセスしているか、ブラウザの種類、端末の種類(プラットフォーム)、IPアドレスなども把握できる便利なチャットサービスなどがあります。無料で導入できるので
 
     
 

マーケティングとは

 
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
     
 
 
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