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本当は知られたくないWebサイト制作の秘密のタイトル画像(02 SECRETS)
 

1. SEO・Web解析・マーケティング

 
 
 
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  完成したWebサイトをサーバーにアップロードしても、ページのHTMLコードが適切に記述されていなかったり、検索意図に合った充実したコンテンツが用意されていなければ、Googleなどの検索エンジンで上位に表示されることはありません。より多くの人に見てもらい、商品やサービスの魅力を伝えて目的を達成するためには、「SEO(Search Engine Optimization|検索エンジン最適化)」「Web解析」「マーケティング」という3つの視点が欠かせません。最善の成果を得るには、この3つを「1. SEO」 → 「2. Web解析」 → 「3. マーケティング」というサイクルで回し、継続的に改善していくことが重要です。

まず、「SEO(=Search Engine Optimization / 検索エンジン最適化)」とは、Googleなどの検索エンジンで自分のサイトを上位に表示させるための工夫のことです。 次に、「Web解析」とは、サイト訪問者の行動をデータとして把握し、分析することです。 さらに、「マーケティング」とは、商品やサービスを誰にどのように届けるかを考え、成果につなげる取り組みのことです。

コンテンツの品質を高めるには、Webページを継続的に更新する必要があります。特にSEO対策では、HTMLコードの記述など専門知識が求められるため、Web制作業者に依頼せざるを得ないのが実情です。制作業者はその弱みを理解しているため、付加価値サービスとして費用を上乗せするケースも少なくありません。すべてを丸投げせず、自分でできることは自分で行うことが基本です。対応できる範囲を広げれば、その分コストを抑えることができます。
 
     
     
     
  SEO・Web解析・マーケティングによる成果  
     
     
     
 

SEO(=Search Engine Optimization|検索エンジン最適化)とは

 
  情報を探す手段として、Webブラウザに搭載された「検索エンジン」が一般的に利用されています。 SEO対策(=Search Engine Optimization|検索エンジン最適化)とは、検索エンジンで検索される「キーワード」や検索時に自動補完される関連キーワードを基準に、Webサイトが検索結果の上位に表示されるようにし、さらにユーザーの関心を引いてクリックされることを目的とした取り組み全般を指します。具体的には以下のような対策があります。
  • コンテンツの品質向上
  • HTMLコードの最適化
  • 被リンク(=バックリンク|信頼性の高いサイトからの紹介リンク)の質の向上
  • Schema.orgなどによる構造化データの導入(検索エンジンに内容をより正確に伝える)
  • サイトマップの作成/更新
これらの対策により、検索ロボットの理解(クローラビリティ)が向上し、検索結果が最適化されます。日本国内の検索エンジンのシェアを見ると、Google(約75〜80%)、Yahoo!(約15〜20%、実質的にはGoogleの検索エンジンを使用)、Bing(数%程度)となっており、日本の検索の約9割がGoogleであることから、SEO対策=Google対策と考えるのが現在の業界標準となっています。近年ではAIによる検索結果も表示されるようになりましたが、AIO(AI Optimization=AI最適化)の標準化規格はまだ統一されていません。現状では、SEO対策の延長線上にAIO対策が位置すると考えて差し支えないでしょう。
 
     
     
     
  SEO(=Search Engine Optimization|検索エンジン最適化)とは  
     
     
     
 

最新SEO対策で重要視される項目(優先順位順)2025年版

 
 
No. 項目 意味 実装との関係(HTML/CSS/構造など)
1 検索意図(Search Intent)
との一致
ユーザーが何を知りたいかを正確に捉え、意図に応える内容を提供することが最重要。 <title>キーワードを含むタイトル</title>
<meta name="description" content="検索意図に合った説明文">
<h1>ページの主題を明確に示す見出し</h1>
キーワードを含めて統一感を持たせる。タイトル・説明文・見出しは微妙に言い回しを変える。
2 トピックの網羅性・関連性 主題に関する関連トピックを幅広く網羅し、検索エンジンに「専門的に扱っている」ことを伝える。 <section><h2>関連見出し</h2><p>深掘り解説</p></section> 関連キーワードやサブトピックを盛り込み、構造化された記事展開にする。
3 段階的・戦略的E-E-A-Tの向上
Experience|経験
Expertise|専門性
Authoritativeness|権威性
Trustworthiness |信頼性
実体験や専門的知識、信頼できる参照、執筆者情報の明記で「信頼・権威性」を強化。 <footer>
<section>
<h3>監修者・執筆者プロフィール</h3>
<p>名前|肩書|実績など</p>
<p><a href="/profile">詳細プロフィール</a></p>
</section>
</footer>
全ページへは挿入不要。記事や専門情報ページには必須。
4 ユーザー行動指標
(エンゲージメント)
検索意図に合った場合は直帰率が低下し、滞在時間・CTR・スクロール深度が改善される。これが間接的にSEO評価に影響。 サイト内回遊を促す <a> 内部リンク設計、関連コンテンツの自動表示、読みやすいUI/UX改善。
5 ページ表示速度とモバイル対応(Core Web Vitals) 表示速度・操作の快適さ・レイアウト安定性はSEOとUXに直結。 画像は<img src="..." alt="説明文" loading="lazy">
CSS/JSの圧縮・非同期読み込み
レスポンシブ対応のCSSなどを採用。
6 構造化データ(Schema.org)と生成AI対応 リッチリザルト表示やAI Overviewsでの参照を狙い、クリック率向上につなげる。 <script type="application/ld+json">
FAQ・レビュー・HowTo・Article構造化
箇条書きやFAQで「AIに引用されやすい」構造を意識
7 高品質な被リンクの獲得 他サイトからの信頼の証。量より質と関連性が重要。 <a href="..." rel="nofollow sponsored"> で広告リンクを管理
自然リンクを得やすいリサーチ記事・統計ページ作成
8 HTML Living Standard
セマンティック構造の正確な利用
検索エンジンが文脈を理解しやすくなり、AI検索対応にも有効。 <header>, <main>, <article>, <section>, <footer> を正しく利用し、構造と内容を一致させる。
9 XMLサイトマップと
Google Search Console送信
クロール効率とインデックス精度を向上。 PHPでsitemap.xml を自動生成し、robots.txt に Sitemap: を記載。Google Search Consoleで定期送信。
 
     
     
     
 

Web解析とは

 
  Web解析(ウェブかいせき)とは、あなたのホームページやブログにどんな人が、いつ、どこから、どのページを見に来たかを調べることです。たとえば、こんなことがわかります:
  • 1日に何人がサイトを見に来ているか?
  • どのページが一番よく見られているか?
  • スマホで見ている人が多いのか?パソコンか?
  • 検索エンジン(Googleなど)から来ているのか?
  • どこでページを閉じているのか?
こうしたデータを見ることで、どんなページを増やしたらいいか、何を改善すべきかが見えてくるようになります。

初心者でも無料で使える(15分で設定可能)、最も有名なツールは「Google Analytics(グーグル・アナリティクス)」です。現在は「GA4(Google Analytics 4)」という次世代の最新バージョンが使われています。導入方法は簡単で、Googleのサービス(Gmailなど)を使っているなら、そのアカウントでGoogle Analyticsにログインして、サイトの名前やURLを登録すると、Web解析用のID(例:G-XXXXXXXXXX)をもらえます。以下のタグをHTMLの</head>の直前に貼り付ければ設定は完了です。設定が完了したら、Google Analyticsの「リアルタイム」画面で自分のアクセスが表示されるかを確認します。
 
     
     
     
 
2箇所「G-XXXXXXXXXX」 の部分をあなたの GA4 の測定IDに書き換えてください。
 
     
     
     
 
Google Analyticsの設定自体は簡単ですが、そのすべての機能を使いこなすのは初心者には難しいのが現状です。サイト訪問者の行動をリアルタイムで把握し、よりインタラクティブに対応したい場合は、Google Analyticsとは異なるチャットサービスの導入も検討できます。チャットサービスを利用すると、訪問者がホームページにアクセスしてきた際に、さまざまな情報を把握することが可能です。また、ユーザーが現在見ているページに応じて、こちらからチャットを開始することもでき、手軽にサイト訪問者の行動を把握できます。さらに、有料プランにアップグレードすれば、AIを組み込んだ自動応答機能を無制限に利用でき、用途に応じた柔軟な活用が可能です。
  • アクセス時刻
    訪問者がサイトにアクセスした時刻を確認できます。
  • 現在閲覧中のページ
    訪問者がリアルタイムでどのページを見ているか確認できます。
  • ページ遷移履歴
    訪問者がサイト内で移動したページの履歴を追跡できます。
  • オンライン滞在時間
    訪問者がサイトに滞在している時間を確認できます。
  • アクティブ状態
    訪問者が現在アクティブにサイトを閲覧しているかどうかを確認できます。
  • 過去のアクセス回数
    訪問者が過去にサイトにアクセスした回数を確認できます(ブラウザのキャッシュに依存)。
  • アクセス元の地域
    訪問者のIPアドレスを基に、アクセス元の地域を確認できます。
  • ブラウザの種類
    訪問者が使用しているブラウザを確認できます。
  • 端末の種類(プラットフォーム)
    訪問者が使用している端末(PC、スマートフォン、タブレットなど)を確認できます。
  • IPアドレス
    訪問者のIPアドレスを確認できます。
 
     
 

無料Webチャットサービス一覧

 
 
No. サービス名 日本語対応 市場シェア 特徴
1 Tawk.to 約22% 完全無料で無制限のエージェントとチャット数を提供。訪問者モニタリング、チケットシステム、オフラインフォーム、ファイル共有、画面共有、分析ダッシュボードなどの機能を備えています。特に中小企業やスタートアップに適しています。
2 Tidio 約7.7% AIチャットボット、定型応答、プロアクティブな招待、詳細なレポートなどの機能を提供。主要なプラットフォームとのシームレスな統合が可能で、設定も簡単です。特にeコマースサイトやオンラインショップに適しています。
3 Crisp 約6% ライブチャット、メール、Messenger、WhatsApp、Instagramなどのメッセージングチャネルを統合し、効率的なサポートを提供。Web、Windows、macOS、Android、iOSに対応しています。特にSNSを活用した顧客対応を重視する企業に適しています。
 
     
     
     
 

マーケティングとは

 
  マーケティングとは、商品やサービスを「誰に」「どのように」届けるかを戦略的に考え、購入や利用といった行動につなげるための取り組み全般を指します。単に広告を出すことや販売促進の一部を意味するのではなく、市場調査から顧客ニーズの把握、商品開発、販売チャネルの選択、情報発信、アフターサービスまでを含む広い活動領域です。Webにおけるマーケティングは特に「デジタルマーケティング」と呼ばれ、インターネットやSNSなどのオンラインメディアを中心に展開されます。

代表的な手法としては以下のようなものがあります:
  • SNS運用(Twitter / X、Instagram、Facebook、YouTube、TikTok などでの情報発信)
  • オウンドメディア(自社ブログやWebサイトでの情報発信による集客)
  • メールマーケティング(メールマガジン、ステップメールによる顧客育成)
  • リスティング広告やディスプレイ広告(Google広告、Yahoo!広告などの運用型広告)
  • コンテンツマーケティング(ユーザーの役に立つ記事や資料の提供で信頼を獲得)
  • インフルエンサーマーケティング(フォロワーを持つインフルエンサーを活用)
こうした施策の目的は「潜在顧客に気づいてもらう」「関心を高めてもらう」「購入や問い合わせなどの行動につなげる」ことです。マーケティングでは、この流れを「ファネル(購買プロセス)」として捉え、段階ごとに最適な施策を選びます。また、マーケティングは「SEO」や「Web解析」と強く結びついています。SEOで集客したユーザーの行動をWeb解析で把握し、そのデータをもとに「どのチャネルから流入が多いか」「どんなコンテンツが反応を得ているか」を分析します。そこから施策を改善し、再びマーケティングに活用するというサイクルを回すことで、効率的に成果を高めることができます。近年はAIを活用した「マーケティングオートメーション(MA)」も普及しており、ユーザーの属性や行動履歴に応じて自動的にメールを送ったり、最適な広告を出したりすることが可能になっています。例えば、カートに商品を入れたまま購入しなかったユーザーにリマインドメールを自動送信する仕組みはその一例です。まとめると、マーケティングとは単なる広告活動ではなく「市場理解 → 顧客理解 → 情報発信と改善 → 成果につなげる」という一連の仕組みづくりのことです。SEOやWeb解析と組み合わせることで、より高い効果を発揮します。
 
     
     
     
  SEO・Web解析・マーケティングによる成果  
     
 
 
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